神戸から近い！有馬温泉

有馬温泉は、約1300年以上の歴史を持つ日本最古の温泉の一つで、道後温泉、白浜温泉と並び「日本三古湯」に数えられます。神戸市内にありながら、六甲山の豊かな自然に囲まれた山間に位置し、都会の喧騒を忘れさせてくれる「神戸の奥座敷」として親しまれています。特徴は、鉄分を多く含み赤褐色に濁る「金泉」と、無色透明の炭酸泉「銀泉」の二種類の異なる泉質を楽しめる点です。美肌効果や疲労回復に効能があるとされ、多くの湯治客や観光客が訪れます。

温泉街は、石畳の細い路地が続き、昔ながらの風情が色濃く残っています。老舗旅館や趣のある飲食店、土産物店が軒を連ね、散策するだけでも楽しめます。中心には「金の湯」と「銀の湯」という公衆浴場があり、日帰りでも気軽に有馬の湯を満喫できます。また、炭酸煎餅や有馬籠といった伝統工芸品など、有馬ならではのお土産を探すのも醍醐味です。

周辺には、六甲山へのロープウェイや、瑞宝寺公園（紅葉の名所）、鼓ヶ滝など、自然豊かな観光スポットも点在しており、温泉だけでなく、四季折々の景観や散策も楽しめます。日帰りでの利用はもちろん、宿泊してゆっくりと名湯とグルメ、そして温泉街の情緒を味わうのがおすすめです。

【豆知識】
有馬温泉は、豊臣秀吉が愛した温泉としても知られており、温泉街には秀吉ゆかりの史跡や「太閤の湯殿館」などがあります。