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100年の時を経て - 東京駅

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東京駅丸の内駅舎は、約100年の時を経て創建当時の姿に復原された日本の玄関口。歴史と美が融合した建築美を体感できます。
東京都千代田区にある東京駅丸の内駅舎は、1914年(大正3年)に開業した日本の代表的なターミナル駅です。建築家・辰野金吾が設計した赤レンガ造りの壮麗な駅舎は、1945年の空襲で一部が焼失しましたが、2012年に創建当時の姿に復原されました。現在は国の重要文化財にも指定されており、その重厚で美しい外観は、多くの観光客を魅了するランドマークとなっています。特に、南北に配されたドーム内部の精緻な装飾は必見です。

駅舎のドーム天井には、十二支のレリーフや、勇猛な鷲のモチーフが施されており、見上げるとその緻密なデザインに圧倒されます。また、駅舎の正面に広がる「丸の内駅前広場」は、ケヤキ並木と芝生が広がる開放的な空間で、駅舎全体を眺める絶好の撮影スポットとなっています。夜には美しくライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を醸し出し、デートスポットとしても人気です。

東京駅は、単なる交通の要衝にとどまらず、ショッピングやグルメ、アートが楽しめる複合施設としても進化しています。駅構内や周辺には、様々な店舗や美術館、ホテルがあり、訪れる人々を飽きさせません。歴史と現代が融合した東京駅で、日本の玄関口の魅力を存分に体感してください。

【豆知識】
東京駅丸の内駅舎は、創建当時、3階建てでしたが、太平洋戦争中の空襲で屋根と3階部分が焼失し、戦後は2階建てで再建されました。現在の姿は、約60年間失われていた3階部分とドーム屋根が、最新の技術と歴史的な資料に基づいて忠実に復原されたものです。また、南北ドームのドーム天井には、日本の八方を示す八つの干支(十二支のうち四支が省略されている)のレリーフが配されています。

【穴場スポット情報】
KITTE丸の内4階にある「旧東京中央郵便局長室」からは、東京駅丸の内駅舎全体を無料で見下ろすことができます。特に夜景は格別です。また、新丸ビル7階のレストランフロア「丸の内ハウス」にも無料の展望スペースがあり、こちらも東京駅舎を眺める絶好のスポットです。駅舎の裏手(八重洲側)にある「グランスタ東京」では、東京駅ならではのグルメやお土産が豊富に揃っており、散策の際に立ち寄るのもおすすめです。
[入場料]
無し
    カテゴリ
    千代田区建築
    場所
    東京都千代田区丸の内一丁目
    公式サイト
    https://www.tokyostationcity.com/

    (※情報が古い場合があります。最新&正確な情報は該当のオフィシャルサイトならび電話にてご確認ください。)

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