日本三大観音 - 大須観音

大須観音（おおすかんのん）は、正式名称を「真福寺宝生院（しんぷくじほうしょういん）」という真言宗智山派の寺院です。岐阜県羽島市桑原町から移築され、現在の名古屋市中区大須に建立されました。名古屋の中心部に位置しながら、一歩足を踏み入れると厳かな雰囲気に包まれます。本尊は聖観音菩薩（しょうかんのんぼさつ）で、厄除けや開運招福のご利益があるとされ、地元の人々だけでなく、多くの観光客が参拝に訪れます。
なごや七福神の一である布袋像を安置しています。

大須観音は、日本三大観音の一つにも数えられ、また三大観音の中でも最古の写本とされる国宝「古事記」をはじめ、約1万5千冊もの蔵書を誇る「真福寺文庫」を所蔵しています。歴史的にも学術的にも重要な価値を持つ寺院です。

境内には、たくさんのハトがおり、餌付け体験もできるため、子供たちにも人気です。活気あふれる大須商店街の入り口に位置し、参拝の前後には、商店街での食べ歩きやショッピングを楽しむことができます。古い歴史と新しい文化が混じり合う大須エリアの象徴的な存在です。

周辺の大須商店街は日本三大電気街や古着の街とも言われていましたが、今は、それらの他にも多くのグルメスポットとしても人気のエリアになっています。