ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるロード

水木しげるロードの最大の魅力は、境港駅から記念館まで約800mにわたって続く道に点在する、個性豊かな妖怪たちのブロンズ像です。鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男といったおなじみのキャラクターはもちろん、日本各地の様々な妖怪たちが、まるで日常に溶け込んでいるかのように迎えてくれます。妖怪たちの説明板を読みながら像を探す「妖怪スタンプラリー」（有料）は、子どもから大人まで楽しめる人気のアクティビティです。多くの店舗が妖怪をモチーフにしたグッズやお菓子を販売しており、ここだけでしか手に入らないお土産探しも楽しいでしょう。

夜の水木しげるロードは、昼間とは異なる幻想的な表情を見せます。街灯や建物の壁に妖怪の影絵が投影され、ライトアップされたブロンズ像と共に、昼間とは違う神秘的な雰囲気を醸し出します。正直なところ、昼と夜で全く異なる体験ができるため、可能であれば両方の時間帯に訪れることを強くおすすめします。特に、日没後の影絵は非常に美しく、写真映えもするため、カメラを片手に散策するのも良いでしょう。妖怪神社や妖怪ポストなど、ロードには見どころが満載で、飽きることがありません。

水木しげる記念館は、水木しげるロードの中心に位置し、水木先生の生い立ちから、戦争体験、そして妖怪研究家としての功績、漫画作品の原画など、その生涯と作品世界を深く知ることができる場所です。館内には、迫力満点の妖怪オブジェやジオラマ、映像などが展示されており、水木ワールドの魅力を五感で感じることができます。リニューアルを経て展示内容もさらに充実しており、妖怪好きはもちろん、そうでない方も水木先生のユニークな視点と、妖怪への愛情に触れることができるでしょう。

【豆知識】
・水木しげるロードの妖怪ブロンズ像は、当初20体でしたが、現在は178体にまで増えました。

・ロード沿いの街灯は、目玉おやじの形をしています。

・JR境線では、鬼太郎をはじめとする妖怪たちが描かれた「鬼太郎列車」が運行されており、境港駅も妖怪のオブジェで飾られています。