学問の神様！北野天満宮

京都市上京区に位置する北野天満宮は、天暦元年（947年）に創建され、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る、全国約1万2000社ある天満宮の総本社です。特に、受験シーズンには、合格祈願に訪れる多くの学生やその家族で賑わいます。また、道真公が梅を愛したことから、境内には約2,000本もの梅の木が植えられており、早春には美しい梅の花が咲き誇り、多くの観光客を魅了します。

北野天満宮の境内は、桃山時代に豊臣秀頼によって再建された、壮麗な社殿が特徴です。国宝に指定されている本殿や拝殿は、細部に至るまで豪華な装飾が施されており、その建築美に圧倒されます。また、楼門や三光門など、歴史的な建造物が多数点在し、歴史の重みを感じさせてくれます。境内をゆっくりと散策しながら、日本の伝統建築の素晴らしさを堪能できます。

北野天満宮は、学問成就だけでなく、厄除けや家内安全など、様々なご利益があるとされています。毎月25日には、骨董市「天神さん」が開催され、多くの露店が軒を連ね、賑わいを見せます。歴史的な建造物と美しい梅の花、そして活気あふれる市が融合した、北野天満宮は、京都の魅力を多角的に体験できるスポットです。