仁摩サンドミュージアム

島根県大田市仁摩町に位置する「仁摩サンドミュージアム」は、世界最大級の巨大な一年計砂時計「砂暦（すなごよみ）」をシンボルとする、砂と時間をテーマにしたユニークなミュージアムです。ピラミッドのようなガラス張りの建物が印象的で、一歩足を踏み入れると、中央にそびえ立つ高さ約5.2m、直径約1mの巨大な砂時計が目に飛び込んできます。一年かけてゆっくりと砂が落ち続ける様子は、時間の流れを視覚的に感じさせ、訪れる人々に感動を与えます。

ミュージアム内には、砂時計の仕組みや歴史、世界の様々な砂の展示など、砂に関する多様な知識を学ぶことができます。また、ガラス工芸体験ができる工房も併設されており、オリジナルのサンドブラスト作品や、ガラスアクセサリーなどを制作することができます。旅の思い出に、世界に一つだけの作品を作る体験は、特に家族連れやカップルに人気です。自分だけの「砂の芸術」を作り上げる時間は、創造力を刺激し、特別な思い出となるでしょう。

ミュージアムショップでは、世界各地の珍しい砂や、オリジナルの砂時計、ガラス工芸品などが販売されています。お土産選びだけでなく、砂の多様な美しさに触れることができます。

博物館の建築は、仁摩町出身者である高松伸の設計によるものです。


【豆知識】
一年計砂時計「砂暦」は、毎年大晦日の夜に逆転させる「砂暦転倒式」が行われます。これは、新しい年の始まりを祝う特別なイベントとして、多くの人々が訪れます。