山岳信仰の聖地 - 鞍馬寺

京都市左京区鞍馬本町に位置する鞍馬寺は、宝亀元年（770年）に鑑禎上人によって開かれたと伝えられる鞍馬弘教の総本山です。古くから鞍馬天狗の伝説や、源義経が幼少期に牛若丸として修行した地として知られ、神秘的な雰囲気に包まれています。寺院全体が鞍馬山を境内としており、参道は自然の山道がそのまま残されています。叡山電鉄鞍馬駅から仁王門をくぐり、多宝塔までケーブルカーを利用することも可能ですが、徒歩で参道を登ると、由岐神社や「木の根道」など、数々の史跡を巡りながら、より深く鞍馬山の自然と歴史を感じることができます。

階段が多いので体力が必要です。
ケーブルカーもありますが頂上まで行ける訳ではないのと途中に「由岐神社」があるので、体力に自信のある人は歩いて登った方が良いかもしれません。行きはすこしでも楽して、帰り歩くでも良いと思います。

トレッキングや登山感覚なら、鞍馬寺から貴船神社に行くコース（1〜2時間）もあります。

近くには「くらま温泉」があり、日帰り温泉としても利用できます。


【穴場スポット】
本殿から奥の院魔王殿へ続く「木の根道」は、地面から浮き上がったような木の根が複雑に絡み合い、牛若丸が天狗に剣術を習った場所と伝えられています。神秘的な雰囲気が漂い、森林浴にも最適です。また、由岐神社の「大杉さん」は、樹齢800年を超える巨木で、その迫力に圧倒されます。

【お役立ち懸念点】鞍馬寺は山全体が境内であり、本殿金堂までには急な上り坂や石段が続きます。ケーブルカーを利用しても、駅から仁王門、多宝塔駅から本殿までそれぞれ徒歩移動が必要なため、体力に自信のない方は注意が必要です。