川越の古い城下町

川越の古い城下町は、江戸時代に川越藩の城下町として栄え、江戸との繋がりが深く「小江戸」と呼ばれていました。特に「一番街 蔵造りの町並み」は、重厚な蔵造りの建物が軒を連ね、その景観は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。シンボルである「時の鐘」は、今も日に4回（午前6時、正午、午後3時、午後6時）時刻を告げており、その音色は環境省「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。着物レンタルをして町を散策すれば、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

町並みを歩けば、川越名物のさつまいもを使ったスイーツや、うなぎ料理の老舗など、多彩なグルメが楽しめます。特に「菓子屋横丁」は、昔ながらの駄菓子や手作りのお菓子が並び、懐かしい雰囲気の中で食べ歩きを満喫できます。その他、川越氷川神社（拝観無料）、喜多院（拝観料 大人400円、小・中学生200円）や川越城本丸御殿（入館料 大人100円、高校生・大学生50円、中学生以下無料）など、歴史的な見どころも多く、一日中飽きることなく過ごせるでしょう。


【豆知識】
川越は、かつて江戸に物資を供給する重要な役割を担い、「江戸の台所」とも呼ばれていました。また、蔵造りの建物は、江戸時代の防火対策として発達したもので、耐火性に優れています。

【穴場スポット情報】
蔵造りの町並みから少し外れた「大正浪漫夢通り」には、大正時代に建てられた洋風建築が並び、レトロな雰囲気を楽しめます。比較的観光客も少なく、落ち着いて散策したい方におすすめです。また、川越熊野神社の境内にある「足踏み健康ロード」では、石の突起を裸足で歩くユニークな健康体験ができます。