天守閣現存の天空の城 備中松山城

備中松山城は、標高約430mの臥牛山に築かれた難攻不落の山城です。天守は国の重要文化財に指定されており、現存する山城の天守としては唯一無二の存在です。城内には、籠城に備えた部屋や囲炉裏のある大広間など、当時の暮らしを偲ばせる空間が残されており、歴史の息吹を肌で感じることができます。特に、天然の岩盤を巧みに利用した石垣は圧巻で、その壮大さに誰もが圧倒されるでしょう。
お城付近の石垣から見下ろす高梁市市街も絶景です。

大松山展望台からは季節と天候のタイミングが合えば、竹田城跡のように雲海に浮かぶ備中松山城が観ることができ、まさに天空の城です。

行く時に気をつけたいのは、山城なので８合目あたりまでは車で行けますが、そこからは20分ほど徒歩で山道や階段をのぼりますので、それなりの体力は必要です。
また、山城で駐車場が少ないため、土・日曜日・祝日などは５合目あたりからシャトルバスで８合目まで行くようです。

最近は天空の城として竹田城が有名ですが、備中高松城の方が標高も高く天守閣もあり、季節や天候によっては雲海も広がるそうです。

また、総社市には飛鳥時代のころに築城されたとされる標高397メートルにある鬼ノ城があります。門などは最近復元されたものですが、石垣などは当時のものが残っています。