因幡街道の宿場町 - 道の駅 宿場町ひらふく

道の駅 宿場町ひらふくは、兵庫県佐用郡佐用町平福に位置し、かつて因幡街道随一の宿場町として栄えた平福宿の玄関口にあります。2025年4月20日にリニューアルオープンし、直売所の売り場面積が拡大され、レストランメニューも一新されました。道の駅の建物自体は、平福の町並みに合わせた落ち着いた外観をそのままに、内部は地元色あふれる空間へと生まれ変わりました。

直売所では、佐用町の特産品である「佐用もち大豆」を使った味噌や醤油、地元野菜、そして佐用町の名物である「ホルモン焼うどん」関連商品などが豊富に揃っています。また、鹿肉を使った「しかコロッケ」など、ユニークなB級グルメも楽しめます。レストランでは、朝どれ野菜をふんだんに使ったビュッフェスタイルで、佐用町の豊かな恵みを味わうことができます。

道の駅の周辺には、往時の面影を残す平福宿の町並みが広がり、川端の土蔵群や古い町家が歴史的な雰囲気を醸し出しています。智頭急行平福駅からも徒歩圏内で、列車で訪れる観光客にも便利です。観光の休憩スポットとしてはもちろん、佐用町の歴史や文化、食の魅力を体験できる拠点として、多くの観光客で賑わっています。

平福は昔、宿場町として栄えたところらしく、駅の道のすぐ近くの通りには昔ながらの家が立ち並びます。
街道裏の川沿いには川屋敷の石垣と白壁・土壁が印象的な景観を観ることができます。
また、宿場町の入り口あたりには、宮本武蔵が初めて決闘したという場所があります。

【穴場スポット情報】
道の駅から佐用川を挟んで向かい側には、智頭急行平福駅があります。レトロな駅舎は「近畿の駅百選」にも認定されており、鉄道ファンにはたまらないスポットです。また、駅周辺には、平福宿の町並みが広がり、趣のある散策を楽しめます。高台にある駐車場からは、利神城（りかんじょう）跡も見え、歴史好きにはたまらないでしょう。