徳川家康の出世城 - 浜松城

静岡県浜松市に位置する浜松城は、徳川家康が29歳から45歳までの17年間を過ごし、天下統一への基盤を築いた城として、「出世城」の別名で親しまれています。現在の天守閣は、昭和33年（1958年）に再建されたもので、内部は資料展示室となっており、家康公の生涯や、浜松の歴史、そして当時の武具や調度品などが展示されています。最上階からは、浜松市街地はもちろん、遠くには浜名湖まで見渡せる開放的な眺望が広がり、歴史に思いを馳せることができます。

城が位置する浜松城公園は、四季折々の花が楽しめる美しい公園として整備されており、特に春には桜の名所として多くの花見客で賑わいます。園内には、天守閣のほかにも、日本庭園や茶室「松韻亭」などがあり、ゆったりと散策を楽しめます。石垣は、自然石をそのまま積み上げた「野面積み（のづらづみ）」で、力強い姿は築城当時の面影を強く残しています。

桜の名所にもなっています。

城跡は公園になっていて、日本庭園や浜松市美術館などもあります。